伊勢神宮 神嘗祭見学および内宮参拝


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宇治橋 五十鈴川にかかる宇治橋は20年毎に架け替えもしくは大改修が行われます。純粋な和橋で檜で作られますが、橋脚の部分は欅を使用します。長さ101.8m、幅8.42mで、欄干の上に16基の擬宝珠を据えています。
神嘗祭奉幣 奉幣の儀は神嘗祭の当日明けて正午に、勅使参向されて行われる。 伊勢神宮大宮司の久邇邦昭氏は、元皇族の久邇宮殿下で東京南ロータリークラブの正会員であり、1997-1998年度はプログラム委員会所属。
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神馬牽参 皇室から牽参された神馬は、毎月、1日、11日、21日に神職が付き添い、神前に見参します。 新嘗祭奉幣 祈年祭(2月)と神嘗祭(10月)とこの新嘗祭に際しては、天皇陛下幣帛がたてまつられるため、勅使が参向されます。
当クラブ会員 神谷龍氏撮影 当クラブ会員 神谷龍氏撮影
  • 上記の最初の4枚の画像と解説は、参拝時に神宮司庁より戴いた「伊勢の神宮」(JINGU)より転載させて戴きました。
    参拝月日 1997年10月17日 (東京南ロータリー・クラブ伊勢・志摩親睦旅行会)

  • 遷宮所感 多賀宮の石階

    久邇邦昭会員寄稿
    クラブ会報 1994年11月24日 第2230号

    今、この拙文を、私は内宮の斎館て書いている。ようやくやって来た秋の気配、中庭の木の枝に、ほほ白が二羽見えかくれしている。十月四日の参籠入りから、残る十二の別宮の遷宮が次々にあり(昨年の遷宮は内宮外宮、夫々の第一別宮の荒祭宮多賀宮の四つのお宮だけ)、間に神嘗祭、新嘗祭、月次祭という例年の大祭が入り、夫々が四日かかるので、、年末迄殆ど家に帰れないというわけだ。

    神宮はこの他に百九の摂社末社所管社がある大世帯なのだが、造替をするのは内外宮、十四の別宮迄で, あとはなるべく長く修理だけで御免願っている.大変なお金をかけて無駄なことをすると云う人に時々お目にかかるが、資金は全部国民有志の献金であること、取り壊したあとの材は全国八万神社からの申請に基づいて必要な所にお廻しするし、御神宝装束は二十年に一度の遷宮があるので伝統技術の伝承が出来るのである。何しろ千三百年の昔、正倉院の時代そのままの物なのだから、学問的にも工芸的にも貴重な技術を伝えているわけである。又、檜を切り出す山もすぐ植林するので、林相のためにはかえってよいとも云われる。

    しかし、このような事を云わずとも、遷宮の意義はもっと積極的な所にあると思う。神道の基本は常に潔斎をして心身を清く保ち、日々に新たによりよき存在へと生れかわってゆこうとする所にあるのであって、遷宮は特に象徴的な意義をもつものと考えている。 

    日本では、村の鎮守の杜が、心の、又生活の友であり続けてきた.日本人は自然を友として自然と共に生き、 農業に従事してきた.天照大御神は、自分のかわりに稲作に励むようにと仰せられた。我々の多くが働く事に喜びを見出しているのも、神様の仰せによるものと思えば尊いことではないだろうか.勿論、労働条件の適正化、合理化は必要なことではあるが、労働のモティベイション はやはり大切にしたいものだと思う。

    私のつとめは神様にお仕えして「四方の国の国民を長く平けく護り恵み幸へ給へ」(祝詞の文句一元々は日本の中の国々の民即ち日本人を意味したものだが、私は世界の人類と心で読みかえている)と祈ることにある。戦後ぐっと減った参拝数が、今は年間七百万人程に回復したが、江戸時代には人口の一割を越すお参りがあったといわれる。当時の交通事情を考えれば大変な事で、日本人が天照大御神を本当に自分達の祖先神として身近に感じたからだと思う.何とかもっとお参りがふえて、そして多くの人に伊勢の神宮の神様によって心を洗って帰ってほしいと念願している。 

    お祭りの御奉仕は夜中が多いが、御正殿の前の白石の上に正座していると、物音一つしない静寂の中で、本当に神様がそこにいらっしゃるという感じがするし、又、何ともいえない共感を持つのだが、本当に神の恵みに感謝し、自然と共に生きる幸せを有難く思うことである。 

    先日伊勢で、世界連邦平和促進宗教者大会なるものが開かれた.その中で、カトリックのヴァチカン本部からのメッセージに 「世界の人類は一つの家族なのである。我々が家族を大事にする気持を拡げてゆけば、世界から争いは消えるであろう.我々宗教者は神を感ずるという体験に於いて共通しているのてあるから、一致団結して世界の平和に向って努力せねばならぬ」 という所があった。全くその通りで、今でもボスニアやアフリカで行われいる民族人種の差別や、宗教を掲げての争いなどあってはならぬ事だと思う。又、戦後の日本では家族制度の崩壊とやらで核家族化、家庭の不安定化が云々されているが、西欧でも平均的な家族は、成年になれば独立するが、週末には皆一緒に過すなど家族の絆はかえって強いようにも思われる。よい意味での家族を大事にして世界の平和に繋げてゆきたいものだ。ロータリークラブもそうした一つでありたいと思う。 

    さて、この伊勢の地でのお祭りの御奉仕も仲々大変です.長時間石の上の正座も楽ではないが、大祭毎に三回御奉仕する多賀宮には約百段の石階があり、これが自然石なのでぬれていたりして転んだら一大事、この昇り降りには特に気を使います.昇る事がちゃんと出来なくなったらやめると心に決めているのですが、さて幾つ迄もつ事か。皆さんも健康に気をつけて、一つ何かを目指して行ける所迄行こうではありませんか。


  • メークアップを楽しむ秘訣

    久邇邦昭会員寄稿
    クラブ会報 1995年3月22日 第2246号

    私は今、伊勢に住んでいます。宇治という所、昔々からお伊勢詣リの終着点。門前町で、かつては旅宿が軒を列ねていた事でしょう。今、おはらい町という名前で昔の町並みが再現されていますが、仲々よい所です。そこから車で3〜4分、御裳裾川(五十鈴川)を渡って司庁に通勤、お祭りやら役員会、部長会、ハンコつき等々忙しい毎日です. 神宮関係その他の出張も多く、月二度程は上京しますが、万難を排して例会に出席するものの、木曜昼の時間をうまくあける事も容易でなく、南クラブで、は一番ホームクラフ゛出席率の悪い会員なのでしょう。それで100%出席を維持していますので、メークアップ率が一番高い会員でもあるのてしよう。という事でこの表題での御指名を受けたのかな? 

    伊勢には伊勢ロータリー、伊勢南ロータリー、伊勢中央ロータリーという3つのクラブ゛があり、火木金が夫々の例会日です。伊勢ロータリーが40年程で一番古い親クラブで、慣習的に神宮大宮司と伊勢市長が名誉会員になっています。ビジター費は2千円で仲々うまい和食てす。

    さて表題へのお答えですが、私はメークアップをエンジョイしています。私の付き合いのモットーは「こちらから話しかける事」です。きっかけは何とかつかめるものだと思います。伊勢のこの3クラブでは、私ももう丸4年半いますので知人もふえ、話しもはずむので例にはならないかと思いますが、他の土地のクラブ゛に出る時も大体何とかなると思います.ロータリーソングの「ヤーと言おうよ」です。でも、歓迎すべき会員の中にはヴイジター無関心の人がいますよね。又、メークアップ側でも、ホームクラフ゛への出席カードをもらって、食べて、さっさと帰ればよいという人も居て、話しかけても反応のない人がいますよね。大体、そういっては何てすが、日本人は知り合いとは仲よくして、まだ知らない人とは付き合う努力をしない人が多いですよね。私がロンドンとシカゴでメークアップした時は、会長が握手にみえ、皆に話しかけられて食べる暇もない程てした。 要するに「メークアップ゜を楽しむ秘訣」とは「こちらから話しかける事」だと,思います。「自分からメークアップを楽しもうとの気持を持つ事」とも言えるでしよう。新しく知人を作る事、今迄知らなかった何かを知る事はと ても楽しい事だと思います。お説教みたいな事言って恥かしいてすが、これもメークアップの機会を最も多く持つ宿命の会員という事で御免下さい。