龍王峡


 龍王峡は鬼怒川温泉と川治温泉の真ん中に位置し、約 3km にわたって見事な渓谷美を見せています。 マイ・カーで訪ねた場合は町営の龍王峡無料駐車場を利用して、龍王峡入り口のみやげ物店の脇から急な階段状の遊歩道を下りていくか、電車の場合は野岩鉄道龍王峡駅下車で駅前の遊歩道から崖を下りると、眼前に広がる渓谷美に圧倒されます。

 最初に目に入るのが虹見の滝。この滝壺付近は白っぽい流紋岩の白竜が淵です。滝となって流れ落ちる滝上の野沢は角閃輝石閃緑扮石という火山岩の岩脈からできていて堅い岩石ですが、本流の鬼怒川は流紋岩でそれほど堅くありません。そのうえ、本流の鬼怒川は水量が多く、浸食作用が大きいことから合流点で河床の高さに差ができて滝になったものです。このような滝を懸谷と名付けています。

 虹見の滝を正面に見る断崖の突端に龍王神社があります。そしてその先に架かるのが虹見橋。ここから渓谷美を鑑賞できます。橋の上では記念撮影下流を望む景色も、上流を望む景色もいずれも絶景です。むささび橋までは両岸に遊歩道が通じており、一巡すると所要時間は約一時間。さらに白岩展望台を経て川治温泉露天風呂まで自然研究路がのびていますが健脚向きです。道程は約6km。

 なお、龍王峡駐車場の前にある郷土玩具博物館には、郷土玩具研究家村山東昌・鈴木宗満氏の収集した全国の郷土玩具が展示されています。

 日光、鬼怒川方面ご訪問の際にはぜひお訪ねください。